はじめての人は、はじめまして。
追ってくれてる人は、ありがとうー
今日は島原は朝は晴でしたが、夕方からゲリラ豪雨に襲われました。
さすがに、傘も持ってないし、びしょ濡れになって車に乗り込み。
クーラで寒さに震えながら帰宅してきました。クーラ止めればよかったのね(笑
明日以降は台風の接近のため、また雨模様になりそうです。
あ~ここ1週間ほど雨続き、
やっぱ、梅雨もどってきちゃったんじゃないのーーー?
さぁ、今日もクリーニング屋らしく「衣類の退色」についてのお話です。
衣類っていつの間にか変色していた!!って経験ないですか?
衣類の裾や、肩から腕にかけて、エリ周りなど、黄色くなったり、オレンジ色になったり
これって、色々な原因があるんです。
衣類を変色させた経験がある人も、経験ない人も、
これ読み終わって何か感じたらクローゼットやハンガーラックをチェックしてくださいね~w
まず、色に関する専門知識。
あっ、オイラはもともと、プリンターメーカに勤めていたし、プリンターの電話サポートやってたので
色に関する知識は豊富です。
色の知識だけで言えば、日本中のクリーニング屋の中で日本一かもしれません(笑
話戻りまして、洋服の色は減法混色といって、青、赤、黄色の3原色構成されてます。
3色同分量で重ねると黒色になるといった、色の性質で発色しています。
身近な物だと、みなさんお馴染みの絵の具がそれと同じですね。
あっなんとなく知ってました?
ちなみに、この色ですが、色によって時間経過によって薄くなる速度に差がある事は知ってました?
プリンタの写真印刷等は、特定の色をわざと強く印刷して、時間経過しても写真の印象が変わらないように
工夫したりしてます。
もし、インクジェットプリンターもってたら、すげーやつなんだな!と褒めてあげてください(笑
ちなみに色の強さは大体次の通りです。
黄>赤>青の強さです。黄色が強く、青が一番弱い。
染色の材料や方法、光、温度、湿度、食べこぼしやカビ等の要因等の要因によっては
若干の違いがあるものの、ほぼこの強さの順番です。
そのため、グレー系やブラック系のスーツ等が変色する場合は、
青色から色素が破壊されていくため、オレンジ色になります。
一番強く変色した箇所は赤色も破壊されていくので黄色っぽく見えていくのです。
次に色を破壊していく原因はこんな内容です。
太陽光
蛍光灯等の人工光
自然ガス(窒素ガスやオゾン)
防虫剤等の組み合わせによる変な人工ガス
人の汗や脂分
塩素系漂白剤や、塩素系の食器用洗剤にお風呂用洗剤
気付かない食べこぼしの放置
一番、変色させるので多い原因は、太陽光と気付かない食べこぼしの放置だと思います。
次に保管方法ですが、
ウォークインクローゼットや、ハンガーラックは太陽光や蛍光灯にやられないようにラックカバーをかける。
タンスや、通常のクローゼットは防虫剤や、風通しが悪く空気が滞るといった事に注意する。
両方共通で、クリーニングから返ってきた時にかぶさっているカバーは外す。
定期的に風通しを行い、換気をこまめに行う。
防虫剤は使い終わった物は必ず棄てる。
といったところがポイントだと思います。
念のため、窓がついているウォークインクローゼットの場合、ダンボールやその他の物で
窓から光が入らないように遮断する事がオススメです。
あと、防虫剤はメーカ代わったり、防虫剤の薬剤の種類によっては空気中で科学反応起こす
ケースもあるのでメーカと商品は統一する事もオススメします。てか注意してください。
それから、もちろんクリーニングには、こまめに出してくださいね。
何度か着まわして、汚れが目立ったからクリーニングに出すってのはNGです。
既に変色してしまった状態になっている場合もあります。
こうなると私たちが洗ってもどうにもなりません。
買い換えるか、高い染み抜き、ご注文はドッチ!!って言わないといけなくなります。(笑
以上を注意して上手に洋服と付き合ってもらうと、
大切な洋服が長持ちして、なが~~くファッションとして楽しむ事ができます。
まとめ
衣類は色々な要因で色が変色しやすい。適切な対処方法で対応すれば、ながくファッションを楽しめる。しかも経済的w