初めての人は、初めまして。
いつもブログを読んでくれている人は、ありがとうございます。
今日は、ちょっと友達のデザイン事務所が作ってる蝶ネクタイの話題をお送りする神崎ですー
幻の島原木綿で作られた蝶ネクタイがナイナイアンサーに出てる岡村さんが付けてた(笑
これとはちょっと違うデザインですが、
昨日放送された、ナイナイアンサーで
ナインティーナインの岡村さんが付けててちょっと衝撃的でした。
それとは、全く別の話ですが、
先日から、この蝶ネクタイのメンテナンスについて
デザイン事務所から依頼を受けていたので
メンテナンスのプロとして、洗濯ハカセとして
蝶ネクタイの洗いを研究してたんですよね(笑
本来ならば、先にデザイン事務所に洗い方を指導してからブログに書くべきだと思ったのですが
もう便乗しちゃえばいいじゃないのーーーーー!?
って事で、デザイン事務所には内緒でブログで洗い方もレポートして
このブログを見ろってデザイン事務所には言う事に決めました(笑
大丈夫ー?
ってコメント聞こえて来そうですが、
友達の依頼ってこともあるので、そこはゆるゆるな蜜月な関係なのでモーマンタイです。
一度消滅してしまった島原木綿
島原木綿って戦前までは存在していた生地なんですが、
作り方を知っている人が二人だけいたこと、さらに当時使ってた同じ機械が見つかったことで復活できたというとても貴重な生地なんです。
そしてその島原木綿を使った製品はこの蝶ネクタイのみなんですよね。
だから現存する衣類の中では、その生地で作られた衣類は存在しないし
もちろん、洗濯検証して洗濯絵表示を付けるようなJISを通している
わけでもないので
要は、
洗濯に耐えれる物かどうかを検証する必要があった
そこでやったのは、
島原木綿の切れっ端をちょっとだけ分けていただいての
染色堅牢度のテスト
家庭向けの洗濯と
プロのクリーニングによる洗濯
どちらにも耐えれるのか、はたまたどちらかのみなのか
テストしてみる事に。
結果としては、
家庭向けの水+洗剤では気持ち色が出て、クリーニング屋専用のドライクリーニングでは問題なし
といった結果。
なので
家庭で洗うんであれば、色刺激が少ない「中性の液体洗剤」かエマールなどの「デリケート洗剤」を使った洗濯で
タライなどで手洗い、こすらず、水の中でシャバシャバするような洗い方が望ましいと思いました。
んで、プロのクリーニングはと言いますと
もちろんドライクリーニングで処置した後に、
写真じゃわかり難いですが、たっぷりの蒸気で蒸しあげて
生地を少しだけ柔らかくします。
それから、ある程度指で形を整えて
型崩れをしているので
重なった生地を1枚1枚丁寧に
アイロンで整形し直します。
結構丈夫だけど、繊細でもあるので
丁寧に仕上げる事で美しくカッコいい状態を保つ事ができます。
結論言うと、
家庭洗いでは、水の影響で木綿がどうしても柔らかくなったり
へたってくるのが早くなってしまうので
オイラ達プロに使ったらメンテナンスに出してもらうのがオススメな
蝶ネクタイだなーって感じでした。
蝶ネクタイなので
首に付ける物だけとも限らず
こんな感じで
バッグや小物の飾りとして使っても
とってもオシャレな感じになります。
本物の蝶ネクタイはちょっと価格は高めですが
島原木綿自体が希少価値がものすごく高い生地なので
価格以上の価値があったりするのは確かです。
結構、オーラーが半端ない蝶ネクタイなので
ちょっとしたレセプションなどで
お?っと思わせるようなワンポイントアイテムとして一ついかがでしょうか?