初めての人は、初めまして。
いつもブログを読んでくれている人は、ありがとうございます。
洗濯ハカセの神崎ですー。
2016年春カタログから見たパナソニック洗濯機の優れた所
久々の洗濯機ネタの投稿一発目から
ほんと遅くなってごめんなさい。
昨年の秋に発売されたモデルであり、2016年春版のカタログで紹介されている
パナソニックの機種の良い点を紹介していきます。
ちなみに、今回はパナを含め5メーカーのカタログを持ってきているので
すべての機種を紹介でき次第、総評のブログを書きますのでご了承くださいー。
最近のパナソニックといえば、
『ふだんプレミアム』ってキャッッチコピーを使い
なんだか、使い勝手の良い製品をたくさん世に送り出してるなーって
感じてしまうCMやカタログになってます。
オイラも、次買うならパナも候補に・・・・って
ちょっと日立から浮気したくなってる気分なのですが、
そんなパナのマーケティングは無視しつつ
洗濯のプロとして、洗いのプロの観点んからパナソニックの2016年春現在の
洗濯機が優れている所とカタログでうたってるが気をつけて欲しい点を紹介していきます。
やっぱり、どのメーカーも共通で
押すのは斜めドラム式です。
先日、秋葉原のヨドバシで見てきましたが
cubleキューブルシリーズのNA-VS1000R-N パナソニック 10.0kg ドラム式洗濯機
手放しでカッコイイし、インテリアとしては最高。
斜めドラム式の洗濯機の中で見た目だけでは、群を抜いて、いちばん好きな機種です。
ただ、洗濯能力は別ねー。
温水洗い機能は、やっぱり良い機能です。
ただし、ワイシャツなどの白いシャツ、無地のシャツやTシャツなど
下着類のガチで洗いたいものが前提の機能で
この機能を最大限生かすためには、他の衣類と分けて洗う必要がある
って所は注意が必要です。
もし、途中めんどくさい〜ってなった場合
わざわざ高い金を払ってこの機能がある洗濯機を選ぶ必要がなかったという
ことになり、
もったいなかったですねって事になりかねません。
んで、
そのページの隣にこんな機能見つけたのですが・・・。
・・・・
カタログに記載のあった
約30度のオシャレ着コース。
いわゆる、デリケート洗いとか、弱水流洗いとかそういう洗い方と一緒の機能なんですけど
それに追加で水温を30度程度に温めてから洗うという機能です。
温度を上げる事は、上記で温水洗いでの所でも着目した通り、
汚れ落ちは確かに良くなりますが・・・・。
カタログの記載の中にある、この機能がどれだけ優れているのかって比較の仕方。
当社のおまかせコースとの比較っていう点が問題点。
ふつうの洗いと、デリケート洗いコースでは水の力加減など
衣類にかかるストレスが違いすぎるので、結果が違うのは
当たり前です。
この場合、普通の常温でのデリケートコースとの比較が欲しいところ。
おそらく、この約30度のオシャレ着コースは、
常温のオシャレ着コース、もしくはデリケートコースに比べて
ニット系は縮みが発生しやすいかったり、プリントシャツは剥離を早まらせたりと
温度をかけるって事自体は、汚れ落ちを高める以外に
衣類にストレスをかける事に繋がるのでお勧めできません。
そもそも、黒モノやオシャレ着を温度かけて洗って大丈夫なら
我々クリーニング店でもやってます。
やってないって事はそれなりのリスクがあるって事を理解しているからで
これをユーザーに推奨するのは微妙です。
ついで言うと、合成洗剤を進めてますが
漂白剤入りだと、漂白効果を高めるため、
この洗い方をさせるのであれば、中性洗剤を進めるべきなのですが・・・。
・・・・このオシャレ着洗いはちょっとコントロールが難しいので
この機能を洗濯機選びの優劣に加えるのはやめましょう。
次に、カタログでいいポイントを発見。
自動ほぐし機能。
これあると結構良いと思います。
クリーニング屋の機械でもほぐし機能あります。
ほぐした場合と、ほぐさない場合では、次の作業に影響でたりするので
あるに越したことはない。できればあればとっても良い機能です。
特に、タオルケット等を洗ったり、
少し衣類を入れすぎたなーって時には効果を発揮します。
やっぱ絡む時があるのでひきはがすのが面倒さがなかったり
干す時にシワシワが軽減されやすいです。
次に目が止まったのは、気温が低い冬の季節にも洗濯物の汚れ落ちが悪くならない機能。
確かに、水温が低いと洗浄力が低くなる事は確かです。
繊維が引き締まって汚れ落ち悪くなったり、洗剤の効果が発揮でき辛かったり
とけにくかったりといろいろありますが、
そこまで悪くなるわけでもないですし、この手の靴下なら石鹸こすりつければ
常温でも普通に落ちます。
次に最近の洗濯機には良くつくようになった機能である
自動お手入れ機能。
毎日、洗濯機を動かして、毎日この機能を使うのであれば
カビに対しては有効だと思いますが
1週間に2回程度しか動かさないや1回など、溜め込んで洗う人には
別に若干変わるくらいで
結局はカビは防ぎきる事は・・・難しいのでこの機能に頼るのはやめましょう。
定期的に、洗濯槽を掃除するって事はやっぱり必要です。
んで
カタログ読んでてふざけるなーって思った点が一個だけ・・・。
おうちクリーニングコース。
このネーミングいい加減やめてくれって感じです。
せめてデリケートコースなどにしとけ(笑
こんな衣類もおうちで洗える!
って絵表示。
左側の絵表示の場合(手洗い×でドライok)、
衣類をダメにします。
シワ伸ばせない、型崩れする、などその他もろもろの不具合が
そもそも、
水洗いは避けてくださいねーって場合にこの表示になるので
いかにおうち洗いしたくとも
衣類に洗剤の知識に、アイロンの使い方、柔軟剤の使い方など
その他もろもろをマスターした上でないと
たった一度の洗いであなたの気に入った洋服が恥ずかしくて着れなくなる恐れあります。
シワくちゃでも、縮んでもいいやーって人は是非、無視して使ってもらっていいと思いますが
いかに洗濯機で優しく洗おうが、手洗いがダメなら
洗濯機で洗えるわけねーだろ(笑
って思いませんか?
他、泡立て機能もありましたが、これは洗剤を攪拌して洗うことを
推奨しているおいらとしては、溶かしながら洗濯槽に入れてくれる機能
なので便利そうだなーって思います。
ただ、この洗剤ポケット等は
後々の掃除が面倒なので定期的なメンテナンスが付きまとうと思いますが(笑
その他ヒートポンプ乾燥は、65度程度で乾燥していく機能などあるので
乾燥機能としては、目のつけどころがうまいですし、乾燥時の温度が高ければ
高いほど衣類を痛めやすいので、ヒートポンプ乾燥は衣類を痛めにくい乾燥だと
言えると思います。
・・・・あとは、縦型ですが、
ヒートポンプ機能がないのと、
水が多いって点と、
パナさんは
斜めドラムも、縦も汚れ落ち変わらないと言ってますが
家庭用では、縦の方がやっぱり汚れ落ちは良いと思います。
前も話した事あるのですが
汚れを落とすのは、最終的に水の力なので
水を多めに使う、縦型に軍配上がります。
斜めドラム式の汚れ落ちが良い点。
少ない水で洗剤を溶かすため、泡の濃度が高く、特に皮脂汚れに効果を発揮。
と書いていましたが、
・・・泡の濃度じゃ汚れは落ちませーん。
水溶中の洗剤の濃度だろーって思うし、衣類の分量次第でも
汚れ落ちは変わるし、泡があれば、汚れ落ちが良いってのは
あんまり意味がないです。
泡だつ=洗剤がきちんと混ざってるって指標にもなりますが
パナの場合、わざわざ泡立たせていく機能があるので
この点があまり参考になりません。
あと、縦型の汚れ落ちの原理、
衣類同士を擦れ合わせてってありますが、
・・・。それもあるが、それだけじゃないだろーって
この比較表には、ドラム式を進めたいがための
メーカー目線の誘導が入ってるぽくて
この書き方は「キライ」です。というか卑怯・・・。
隠されたメリットデメリットが多々あるので、これだけで判断するのは
やめるべきです。
・・・・・。
ここまで書いておきながら、
パナだったら、斜めが良いのか、縦が良いのかってポイントが・・・ないなーーーーー(笑
強いて言うなら
斜めドラムはカッコよくスタイリッシュ。
一人暮らしで、こまめに洗濯をする独身の女性か、高年齢の夫婦向け。
逆に、子育て世代だったり、
あまり洗濯をしない溜め込んで洗う人に縦型がたオススメだったりする。
・・・・。
これ他のメーカーでも共通かもね(笑
斜めか縦に、カタログの内容関係なくナーーーーーイ?
ってツッコミを入れつつ。
結構長くなってきたのでパナソニック洗濯機の2016年春
良いところと注意して欲しい点の紹介でした〜(笑
ではでは。