初めての人は、はじめまして。
いつもブログ読んでくれている人は、ありがとうございます。
昨日は雪が降り、外ではしゃいでたら本気で風邪ぶりかえしました神崎です。
合皮衣類の寿命は短いってご存知ですか?
衣類の中でも「おっ!?」っとオシャレを感じさせる革製品。
ワンポイントでもついてるだけでオシャレですよね(笑
でも本革製の物は、価格も高くなれば、手入れも大変。
だから、安価で手入れが楽な合皮製品についつい手が出てしまう。
そんな事はありませんか?
オイラのお店に着ている製品も、革っぽい物の9割は合皮です。
それだけ世の中に合皮がちょっとでも付いた衣類がたくさん出回ってるって事ですよね。
でも、この合皮製品。
寿命がどのくらいかご存知ですか?
合皮の寿命は平均して3年です。
そのくらい経過すると、ベタベタしてきたり、ヒビが入ったり、剥離が起きたり
いろんな不具合が発生しだします。
ちなみにですが、この3年って数字。
買ってから3年では無い事もご存知ですか?
合皮の生地が作られてから3年が寿命なんです(汗
つまり、販売店に入荷して2年在庫として眠ってた場合
1年以内に寿命が来るケースがあるって事。
衝撃ですか?(笑
そういうコトも背景にあると思うのですが、
「買って1年以内で剥離したー!!」
とオイラのお店が入っているショッピングセンターの
オーナーショップ(衣類販売)にクレームが入りヘルプを求められた経験もあります(笑
なぜ、クリーニング屋のオイラが、別の衣類販売店のクレーム対応で説明するのか意味不明ですが・・・。
説明だけ説明して、後は販売店側の判断にお任せするだけなので楽な対応でしたが(汗
ちなみに、このケースはレアなケースなのですが
買ってからの保存環境によっても劣化のスピードは大きく変わっていきます。
合皮の劣化を遅くするポイント
湿気を取り除く
合皮は湿気がこもる所を嫌う性質があります。
クローゼットや押入れの中に長期間保存すると劣化の速度がかなり速まります。
時々取り出して湿気を逃がす事が必要です。
紫外線から守る
合皮は科学的に作られているので、紫外線に物凄く敏感です。
蛍光灯を含めた紫外線が極力当てないよう保管するコトもポイントの一つです。
合皮同士を長時間くっつけない
合皮同士がくっついてると、合皮を構成する樹脂素材によりますがベタツキが発生しやすく
はがしたときに合皮を傷つける可能性があります。
衣類同士ではなく、全身合皮の場合ハンガーに吊るすと袖と身がくっつきあうコトで
合皮の劣化を早めるコトも有ります。
定期的に着るといった事も必要になります。
革と違って、お手入れは簡単で安価に購入できる合皮ですが
衣類としては早いスパンで寿命が来るためコスパ的にどうなのーーー?(笑
ってオイラ的にはそう思ってしますのです。
ちなみに、
上で言った販売店へのクレームの話。
あれは、売る側も説明無しだったようなので悪いですが
買う方もキチンと合皮の耐久性、寿命を理解して買うべきだと思います。
最終的には合皮を買ったあなたに責任があると思います。
安価な物はデメリットがある!コレを理解して合皮は購入しましょう
クリーニングに出す時は、合皮に適した洗いをしますが
劣化しだいでどうにでもなります。
洗ってヒビが入る、ベタツキが生まれても
「クリーニング店に文句を言うのはナンセンス」そういう物なんですよー合皮は(笑
そういう事なので、オイラは合皮よりも本革押し派です(笑
革の場合は、高いですが
手入れをしていく事で風合いが変わって行き、
エイジングさせながらファッションを楽しむ事が出来るしね。
うん。
長くオシャレを楽しめるし、気分も良いしコスパも良いんじゃないの~?って思う。