初めての人は、はじめまして。
いつもブログを読んでくれている人は、ありがとうございます。
お盆の休み明けで仕事したくない気持ちでいっぱーいの神崎ですー。
酸素系漂白剤って粉と液体の2種類あるって知ってましたか?
漂白から、除菌、消臭、カビ取りから激しい油汚れにも強いという、
なんでもありの洗濯には強い味方である酸素系漂白剤。
しかも、使い方さえ本気で間違えなければ、安心して使えるので
ライオンさんのwebページでも書いてあった通り、プロのシミ抜き現場でも
以外と市販の酸素系漂白剤を多様していたりします。
そんな、酸素系漂白剤。
「粉」と「液体」で2種類あるって知ってましたか?
このブログの中でもよく、ワイドハイターの粉とか、ブライトW(酸素系漂白剤の液体)であるとか酸素系漂白剤自体は良く取り扱っていましたが、
そういえばその違いについては、あまり触れてこなかったなー、
なぜ触れてなかったんだろ〜って、
昨晩妻から、酸素系漂白剤って液体と粉で違いがあるのーーーーーー?
私がキッチンで使ってる酸素系漂白剤と、ワイドハイターEXの粉と、ブライドWって
何が違うのーーーーー?
って尋ねられ・・・・。
そういえば、まともに酸素系漂白剤については書いてなかったなーって
再認識したので、今日はそんな2種類ある酸素系漂白剤について
解説してみたいと思います。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤の粉タイプ)とは
解説しよう!
過炭酸ナトリウムとは、炭酸塩(炭酸ソーダや炭酸ナトリウムって言えば、過炭酸や重曹と並んで最近良く聞くよねー)と過酸化水素が2:3ほどの割合で混在して生成された粉末です。
この粉末は粉タイプの洗濯洗剤の一部として配合されてる事が多々あります。
過炭酸ナトリウムは別名、過炭酸ソーダや、酸素系漂白剤といった名前で使用されてたり、クリーニング業界では、かたんさんと略語で扱ってたりします。
化学式で書くと2Na2CO3・3H2O2で、これを水に溶かす事で、
炭酸ソーダと過酸化水素に解離します。この時の水のPHを測ると
だいたい10.5くらいの弱アルカリ性をしまします。
洋服洗うとしたらだいぶ高いアルカリだけどね(笑
ちなみに、過酸化水素は酸性の時は安定しているんだけど、
アルカリよりになると不安定になる。
不安定っていうのは化学変化が起こって別々の物質に解離しやすいってことね。
なので過炭酸ナトリウムが水に溶けて炭酸ソーダと過酸化水素に別れると
炭酸ソーダのアルカリなどの力を借りて、酸素を若干放出し始めます。
その時の活性酸素、いわゆる酸素が色素を分解して無職の物質に変える効果があるため
酸素による漂白。酸素系の漂白剤といった名前の所以になります。
さらに、
この反応には水の温度の兼ね合いもあり、
常温に溶かした状態では、酸素の放出がさほど活発ではないため
漂白の力はさほど強くないですが、
水温が35度以上になると酸素の放出が激しくなり、漂白剤としての威力も高くなります。
一般的に、ワイシャツ等を漂白する場合は、
35度以上は必須。
できれば50度くらいで1時間くらい温度を維持できると
キレイになった!と思えるくらいの漂白効果を得ることができます。
この辺が、50度〜60度程度のお湯を使って
クリーニング屋は一定時間温度を維持して洗うことができてたりするので
そりゃーキレイに洗えるわけだ(笑
ってなるのです。
酸素系漂白剤の粉と液体の違い
粉が水に溶けて過酸化水素と炭酸塩に解離すると説明しましたが、
この水に溶けて別れた過酸化水素を主成分に持つのが
液体の酸素系漂白剤です。
つまり、過炭酸ナトリウム(酸素系の粉)が過酸化水素と炭酸塩の化合物で
酸素系の液体は過酸化水素が水に溶けた過酸化水素水で作られた物という事です。
ブライトWやワイドハイターEXの液体タイプは、過酸化水素水の他に界面活性剤などの洗濯洗剤にも用いられる材料も混ぜられて構成されています。
酸素系漂白剤の液体タイプは「色柄物にも安心して使えます」といったうたわれ方をしているのは、液性が酸性をしめし、水に入れてもほとんど酸素が発生する解離作用は行われないため、漂白作用のある酸素が発生しないため色柄物の色を無職にしたり刺激したりする事がほぼ行われないためであると言えます。
もっとわかりやすく言うと、
液体の酸素系漂白剤は過酸化水素水が主成分。
水に入れても反応が弱い作りなので、漂白効果がある酸素がほぼ出ないため色柄物にも安心して使えるよってことーーーーーー(笑
なので、
よくLDKの雑誌の検証で使っているワイドハイターの粉の方が
一応常温でも効果を発揮してくれている事と、アルカリの力を借りる事が出来るので
粉タイプの酸素系漂白剤が効果は強いって事になるのです。
でも、、、
ぶっちゃけ、色々混ぜた方が効果は強くなるのよねーーーーーーーーーーーーーーって事で
ここからは、ハカセ流の酸素系漂白剤のもっと良い使い方をご紹介。
日々の洗濯に酸素系漂白剤をちょい足し
その1・酸素系漂白剤(液体の方)と重曹をちょい足しー
材料の例:ブライトWと重曹
これを作ると、基本的に一応色柄にも使えるし、子供達にも手軽に扱える
万能漂白剤の完成。
重曹のアルカリが液体の過酸化水素水の反応をゆるーく促進してくれるので
いろんなシミ抜きに応用可能で、塗って洗いたい、漬け込みまではちょっとねって
時はこのちょい足しーが一番効果的じゃないかなーと
うちでは大活躍です。
その2・食器用洗剤と過炭酸ナトリウムをちょい足し。
いつもなら、食器用洗剤と重曹がメインだけど、それは予防の話。
すでに黄色く変色してしまってる場合は、過炭酸ナトリウムを混ぜて
塗っとくと漂白効果で白さが復活してくれます。
その3・ブライドWと過炭酸ナトリウムを併用する。
まずは、黄ばみにブライトWを塗ります。
その状態で、過炭酸ナトリウムを溶かしたぬるま湯にドボンと漬け込みー。
本来酸素系漂白剤は別々に使うものなんだけど、
合わせる事で漂白効果がもっとも高くなります。
ぶっちゃけ、クリーニングのシミ抜きの現場でも
黄ばみのシミ抜きをする際は、過酸化水素水に過炭酸を沈めて
ポコポコ泡立ってる部分を筆にとって黄ばみに塗って温度をかけて
漂白するんだけど、それに近い効果を家庭でもやろうと思えば
上記に書いた方法かなーって思います。
とりあえず、ちょい足しや、ハカセ流の酸素系漂白剤の使い方といえば
そんな感じかなー
酸素系漂白剤、こな買えば良いのか、液体が良いのかは、
基本両方持っときましょう。
紹介してきたように、効果や用途がやや違って、哀れば最高の
シミ抜き材料にもなってくるので
両方揃えて置いて損はないはずです。
って事で、ぜひぜひ、酸素系漂白剤の違いはちゃんと覚えて
使って見てくださいねー。