はじめての人は、はじめまして。
いつも読んでくれている人はありがとうございます。
ちょっと世界の状況を真剣に考え始めてます。クリーニング屋の神崎です。
身近な出来事では無い事も当事者意識を持たなければいけないのかもしれない。
ここ数ヶ月。
そして、ここ数日。
テレビのワイドショーではエボラ出血熱の話が必ず出てくるようになりました。
アメリカでも少ないですが2次感染は起こってますし
場合によっては日本にエボラ出血熱が上陸した場合
クリーニング屋としても、何か考えておく必要があるんじゃないのかな?と思いブログにまとめてみました。
現状。
感染者8997人、死者4493人(10月12日時点)で今のところ致死率は50%ほど。
WHOでは致死率を50%から70%へ引き上げているって話もあります。
すでに、アメリカには上陸済みでリベリアから渡航した人がエボラ出血熱で様態が悪化し死亡。
看護にあたっていた医師?看護師?2人が2次感染により隔離中。
1人は他人にエボラが移るかもしれない、発熱した状態で民間航空機に搭乗しており
現時点では感染したとう兆候は見られないものの、広がらないか心配といえば心配ですよね。
20日の報道では、スペイン政府が日本の富士フィルムが開発した抗インフルエンザの薬が投与され
快方向かっているとの話もあるので、この話が本当なら少し安心できる話だと思います。
クリーニング屋は感染症についてどう対応しないといけないのか?
そんなこんなで、つい先日の話。
オイラのお店、クリーニング店のノロウィルス等の感染症対策、
もしエボラ入って来たらどのように対応したら良いか訪ねてみました。
まず、感染症の影響が予測される品物に関してですが
クリーニングの受付を拒否してください!
でした(笑
理由として、嘔吐物や血液がついた衣類は、
一般のクリーニングをしている建物とは別に、除菌用のクリーニングできる場所や建物を準備して
そこで洗う事が求められており、クリーニング業法っていう法律でも定められています。
オイラのお店は、その施設を持ってないため「断る」といった事が適切ですと説明を受けました。
知ってました?
普通のクリーニング店に、嘔吐物が付着した衣類、糞尿が付いた衣類、血液が付いた衣類
強い異臭を放つ物等は、汚物扱いになるって事です。
しかも、汚物を洗うためには汚物用の専用洗浄工場を持たなければならないんです。
日本に存在するクリーニング工場で、そんな施設をもった所なんて殆どありません(笑
個人店なんてなお更、そんな施設持ってないと思います。
基本的に病院等と、白衣やシーツ等の洗濯業務委託を受けている場合は、一般衣類とは別の
汚物処理、除菌洗浄が出来る汚染物専用洗浄施設が必要になります。
そういった業務を請け負っているクリーニング屋さんって殆どありません(笑
てか、専門業者以外もって無いんじゃない?ってレベルの話です。
なので、
嘔吐物、血液、ペットの糞尿が付いたものをクリーニング店に出している方!
実はクリーニング店に良い迷惑をかけてる事になるんです!!
本当はね・・・。
って事や迷惑だ!!って事はちっともクリーニング屋さんは考えて無くて、
あなたの近くのクリーニング屋さんも何も言わず受け付けてくれいると思います。
たぶん、これで保健所からオイラ睨まれるので、これからは、ちょとはてこ入れさせてもらいますけど(笑
困って、助けを求めるお客様を無下に帰すわけにも行きませんしね。
これからもご相談には応じたいと思っています。
後は、今までも怪しい品物は多々紛れ込んでますが超めんどくさい手を使ってお客様とやり取りしてます。
もし、工場内に入っても滅菌処置をしてますので他の品物に混ざったり汚染させる事は絶対にありません(キッパリ
洗浄前と洗浄後は機械そのものを洗浄剤で洗うくらい徹底してますので
オイラのお店の機械は意外とキレイですよ(笑
という事で、
嘔吐物や血液が付いたクリーニングを持っていく際は、お客様自身もご注意くださいね。
上で書いた理由によって真面目なクリーニング屋さんからは断られます!
エボラが日本にやってきた場合クリーニング屋はどう対応するのか?
ほんと、エボラに限らず、汗等、人の体液から感染するようなウィルスだった場合
クリーニング屋さんは大変です。
嘔吐や血液といった目で見える物に注意は出来ますが
分泌された汗でも感染する可能性がある場合、預かった衣類のエリや袖口等
汗が付着しやすい場所に触った場合、
アウト!!
の可能性が0%ではありません。
衣類についている汗でも可能性はまったくのゼロだと証明されているわけでもないため
可能性がある限り、もし日本にやってきたら?
って事をどうしても想像してしまうのです。
気が早いですが、これを、保健所にぶつけてみました(汗
上から話が降りてないので何も回答できません!
と回答さけられました(泣
・・・・事が起こってからは遅いのにね。
日本に入った!って報道が出たらゴム手袋着用を念のためしてください等。
個々でアドバイスがあっても良いのでは?と思いました。
実際のところ、何が起こっても自ら得た知識で対応が迫られます。
たとえば今年の6月ごろ食虫毒注意報が出された話。
「注意報は3日間です!」
って付け加えてくれてました。
今からどんどん、熱くなるし食中毒のリスクも高まっていくのに
注意報は3日間と区切ってくれる市役所や保健所。
・・・なんだかなーと思いながら聞いてました。
感染症に限らず、天災もそうですが
少なくとも、身近な場所で起こってない事でも
当事者意識になって、日々備えるまではいかなくとも、自分が同じ立場に置かれた場合
どのような対処を取るべきなのか?
って事は考えなくてはならないと思います。
遠くで起こった事柄でも、当事者意識を持つべき。
エボラや火山の噴火の報道を見て思ったコトはそんな事でした。