初めての人は、初めまして。
いつもブログを読んでくれている人は、ありがとうございます。
ここ1ヶ月、ハカセ活動が多くだいぶ頭が混乱中の神崎ですー(笑
人間の肌と同じように衣類も日焼けするって知ってますか?
知ってたーって人が多いと思いますが、
まじ、日焼けします。
人間の肌だと、こんがりと黒く色づいていく感じですが、
衣類の日焼けは逆に、特定の色素から色が抜けていくので
衣類によっても様々な変化が起こります。
そもそも太陽光の紫外線は漂白効果もあるため
衣類に染められた色を分解してしまうのです。
一番、弱い色は青色。
次に赤、最後に黄色で黄色は割かとずっと残る色なので
白になるというよりは最終的に黄色っぽい感じで
日が当たるところだけ色が変わっていきます。
超わかりにくいかもしれませんが、
これも日焼け・・・(汗
クローゼットか、ハンガーラックに下げたまま
他の衣類とサンドイッチしているので見頃は大丈夫だけど
挟まってないむき出しの袖の端だけが
色変わってくんですよね。
こんなピンクっぽい色にも
若干の青い色素は入っているため、
青の色素から分解されていき、
オレンジっぽくなり、黄色くなるといった流れで色が変化します。
この洋服は、
・・・・マジわかりにくいですが
最終の段階まで放置されて黄色くなってしまった状態です。
いつも思うことながら、この状態で
シミ抜きしてくださいって持ってくるお客様もいらっしゃいますが
もう色が抜けた状態なのでシミ抜きして直せるレベルを等の昔に超えてるのよーーーーーーー
という事でシミ抜きでは治せません!
ここから直そうなれば色掛けって特殊な技術が必要になるので
お直しに腕一本3000円くらいからかなー。
っていうと大体皆さん諦めて新しいの買ってくれたりするのですが
本当、ここまできたら
クリーニングに持ってかずに買い換えましょう(笑
これまたたまに、
シミ抜きでは対応不可ですー
ってお断りすると
クリーニング屋のくせにーーーーーー!!
って言う方もいらっしゃいますが・・・。
うん
枯葉を新緑の緑色の状態に戻して!
って言ってるのと同じだから。
それ神様でもない限り無理だから(笑
なので、普通のクリーニング屋に出して断られても
文句は言わないであげてね。
でも、できる所は
こんな青紫の色を作って
筆や、エアースプレーでバババーと塗って・・・
塗ってってより、繊維に色を差し込む、差し入れるって表現したりしますが
・・・・マジ写真へたくそでごめんね。
こんな感じで黄色味が薄くなっていき、
どんどん色を差し込めば、元のピンクに戻ります。
・・・ピンクに青塗って
元に戻るノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
って驚くかもしれませんが、
人間の目や光や色の加減って
曖昧だったり、バランスだったり、
とにかく不思議なんすよね(笑
て事で、
変色はクリーニング屋も持ってこられても困る代物なので、大切な衣類は自分で大切にそれなりに管理して日焼けしないよう工夫してくださいねー!
できれば、ハンガーラックは布をかぶせて光を遮断。
使わなくなった遮光カーテンなどはとっても良いです。
ウォークインクローゼットなどは換気窓があると、そこの光が反射しても色の変化が起こる可能性があるので
ダンボールなどで光が入らないよう防いでしまうのがオススメだったりもします。
なので我が家のウォークインクローゼットは年中真っ暗(笑
あっ、ちなみに、蛍光灯も紫外線を発するので
LED電気が衣類にはやさしかったりもするのでそこのところも要チェックで・・・・