初めての人は、はじめまして。
いつもブログを読んでくれている人はありがとうございます。
ようやく、母の飾りバックや、扇子、草履、袴等の注文がひと段落した神崎です。
ただ写真撮影しただけだから汚れていないは厳禁!
オイラのところのクリーニング店では良く聞くというか
良く出会う現象の一つなのですが
着物を写真撮影にしか着てないはずなのに、
「次着る時に半襟が汚れてる」
そんな経験はみなさんはありませんか?
お見合いの席だったり、結婚式の席だったり
長時間着用していたらまだしも、
写真撮影のたった1時間程度の着用だから大丈夫。
外には殆ど出てないし・・・。
って思ったら油断大敵なのが着物なのです。
着物も、肌襦袢、長じゅばん、振袖といった具合に
重ねて、重ねて、着てます。
しかも、帯もぎゅうぎゅうに締め付けます。
体系を良く見せる為に詰め物をするケースもあります。
半襟などは、汗をかきやすい首に密着する場合が多いし
しかも、着物を着る場合は首にまでファンデーションをする事も。
撮影だから大丈夫って思ってても
ライトを当てられたりする事で、比較的汗はかきやすいので
10分程度の着用でも確実にどこかは汚れが付着しているのです。
それを、見た目は分からなくても
経年経過と共に、生地の色を変色させていくので
次に着ようとしたら
「変色してるーーーー!!」
って事になっちゃうんですよね(笑
なので、せめても肌襦袢、長じゅばん、それについている半襟は
丸洗いをするのがオイラのオススメです。
ご家庭で、ベンジンなどでお手入れをと言われる方もいらっしゃいますが
刺繍があったり、色が付いてたり、使っている素材に、色、飾りと
様々なので、調べた事が必ずしも、手入れとして正解というわけではありません。
一般的に、買い換えが安易に出来る品物であれば、
オイラ的には家庭での対処法を考えて言いたい所ですけど
着物は孫の代のその先まで受けつで行ける素晴らしいモノなんです。
だからこそ、プロにお任せしてほしいなーと思います。
でも、ガチで放置プレイしたモノは、オイラみたいなシミ抜き先生でも
取り切れないので簡便してね(笑
つわものはいらっしゃるんですよ・・・・。
一回、お客様に聞いた事あるんです。
「何年放置してました?」
「15年です!」キリッ
こんな期間放置して変色したものは、枯葉を新緑の状態に戻して!と
言っているようなものなので、
ほんと、